求職者にとって就職・転職活動に欠かせない、採用フェア・イベント。
企業にとっても、通年採用をしていたり同時に複数名募集をする場合には、特に有効な手段です。特に合同説明会は、採用活動を行ううえで、採用広報(母集団形成)の手段として求人広告の次に利用されています。
最近は、オンライン化の流れもありますが、まだまだリアルも健在。開催方法の特徴を活かしたイベント開催が行われています。
採用フェア・イベントでいちばん一般的なものが、複数の企業が一同に会する合同説明会です。数万人が来場する大規模のものから、業種やエリアに特化したものまで、種類はさまざま。
企業を知ってもらうという目的が一番大きく、求人広告(ナビサイト)では出会いにくい求職者に認知してもらう効果も期待できます。開催方法も、会場開催、オンライン、完全予約制、時間制、など多種多様。開催主は、目的に合わせたイベント設計をしています。
その他の採用イベントとしては、求職者が業界研究や役立つ情報を知ることができるセミナー形式のものもあり、合同説明会と併設されることも珍しくありません。
最近は、選考直結型の小規模イベントなど、マッチングを重要視したものも登場しています。
インターンシップなど、他の採用領域ではないプロセスも存在する新卒採用領域。新卒フェア・イベントは、“企業と学生(求職者)が最初に接触する機会をつくること”を目的とします。種類も多く存在するため、それぞれの特徴を把握することが大切です。
インターンシップ説明会
企業が自社の特徴を紹介したり、インターンシップの内容や選考について説明をするイベント。
学生としては、求人情報(ナビサイト)やコーポレートサイトなどで企業研究をしていても、知り得ない情報を聞くことができる機会となります。
企業としても、就職活動が始まる前に学生と早期接触ができ、より優秀な学生を自社へ引き込みやすいというメリットがあります。
合同説明会
複数の企業が集まり、合同で行う説明会。年間を通して開催をされていますが、時期ごとに少しずつ内容や特徴に違いがあります。一人ひとりの学生の個性を知ることができるので、自社にマッチングしている人材にアプローチが可能です。
また、別の企業を目当てに参加した求職者に発見、認知してもらえる可能性があり、知名度の低い企業の場合は、社名や事業内容を知ってもらえるチャンスの場でもあります。
就職セミナー
学生が就職活動をしていくなかで、知っていると役に立つ情報を学ぶことができる場です。
具体的には、自己分析や業界・企業研究の方法、エントリーシートの書き方・添削、面接対策など。
企業は、開催されるセミナーの企業枠として参加をすることで、就職活動を始める段階である学生に向けた企業の採用広報につながります。
高校生は基本的に学校を通じて採用活動を行います。そのため、高卒採用は企業と学生の接触機会が極めて少ないという特徴が。高卒フェア・イベントは、直接コミュニケーションが取れる貴重な場となります。
合同説明会
高校生と企業が直接交流できる企業説明会。職場の雰囲気や人間関係など、求人票だけでは読み取ることのできない、自社の企業カラーをアピールすることができます。通常の高校生の就職活動が「求人票の中から希望の企業を探すこと」であるなかで、実際に接触することができるメリットは、企業としても大きいといえます。
就職セミナー
社会のことを知るきっかけが少ない高校生。自分だけで企業選びを行うことは難易度が高いため、合同説明会の中に「就職相談」という形でブースを併設して実施されます。来場した高校生の相談に乗り、企業へ導くような仕組みで、よりスムーズに企業と高校生が出会える、サポート的な役割を果たします。
中途採用はキャリア採用から若年層の採用まで、ターゲットが幅広く存在します。そのため中途フェア・イベントも規模や業界、職種など性質はさまざま。求人広告だけでは出会うことが難しい多くの求職者と接触できるチャンスが魅力のひとつです。
合同説明会
転職希望者を対象にした、複数の企業が集まる企業説明会。転職者としては、書類選考なしで企業の担当者とコミュニケーションがとれるというメリットがあります。企業としても、メディアだけでは伝えきれない自社の魅力をアピールできる機会となります。
出展するイベントを見極めて選択することで、求めているターゲットへの接触機会を増やすことも可能なため、効率良く採用活動を行うことができます。
1
求職者と双方向の
コミュニケーションが取れる
より近い距離で話ができるため、双方の理解度が高まります。メディアなどでは伝えきれない自社の魅力を直接伝えることで、これまで応募に至らなかった求職者の応募意欲を高める効果も。
2
他の出展企業の
情報が得られる
あまり知り得ることがない、他社のアピール方法や採用手法が垣間見える機会。
同業種であれば、どうすれば差別化を図れるか、対策を立てる情報収集をすることも可能です。
3
他社目当ての求職者に
興味をもってもらえる可能性も
複数の企業が出展をするため、いわゆる潜在層(自社のことを知らない求職者)へ認知してもらえる可能性があります。アプローチできる求職者への範囲を広くすることが可能です。
1
参加準備に時間と
手間がかかる
プレゼンの作成、参加者リストアップ、パンフレットの準備、ブース設営など、当日までのタスクは山積み。参加が決まった段階で、スケジュールを立て、余裕を持った準備をすることが大切です。
2
イベント当日の
人員確保が必要
現場の声を届けることを目的として、既存社員に協力を仰ぐケースが多くみられます。既存社員はメイン業務とのスケジュール調整をする必要があるので、開催日時の共有は事前に行っておきましょう。
3
工夫をしないと
他社に埋もれてしまうことも
参画企業が多いため、集客がうまくいかない、求職者の印象に残らないなど、成果を得られない可能性も。他社の引き立て役とならないよう、しっかり自社のアピールを行うための準備が必要です。
「フェア・イベント」は、主に社員採用を行う際に多くの企業で取り入れられる採用手法の一つです。採用形態が異なれば、イベント自体の種類やコンセプト、また企業が出展する際に必要な準備や注意事項も異なります。
効率的な採用へつなげるために、イベント出展のポイントを解説します。
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新卒採用担当K.N.
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