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【企業向け】27卒採用はいつから動くべき?出遅れないためのスケジュールと戦略設計

更新日:2025/05/16

2027年卒採用はいつから動くべき?出遅れないためのスケジュールと戦略設計

2027年卒の新卒採用活動の準備を始めようと考えている、すでに始めている企業も多いのではないでしょうか。
新卒採用市場は年々“早期化”が進み、学生たちも大学3年生の段階から就職活動の準備を本格化させています。
一方で、企業側がそのスピードに追いつけず、「出遅れてしまった」と感じるケースも少なくありません。
特に中小企業の人事担当者にとっては、「いつから動き出せばよいのか」「何から始めればいいのか」といった不安や悩みを抱えやすい時期です。
本記事では、27卒採用のスケジュール設計や準備の進め方を解説します。


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27卒採用、動き出しはいつから?

26卒との違いから見る、採用市場の変化

新卒採用市場において、採用の早期化がここ数年で顕著に進んでいます。
例えば2026年卒学生を対象にした調査によると、8月時点でインターンシップ・仕事体験の参加率は85.3%に達し、過去最高水準となっています。(※1)
多くの学生が大学3年の夏までに企業との接点を持っていることがわかります。
こうした動きは27卒でも引き続き進行すると予測され、企業側には「インターン=母集団形成の起点」という意識がより一層求められる状況です。
特に中小企業にとっては、ナビサイトや合同説明会といった従来の手法だけでなく、夏前からの接点設計を戦略的に取り組むことが、採用成果を左右するポイントとなります。

※1:株式会社マイナビ 『マイナビ 2026年卒大学生広報活動開始前調査』

企業が動き出すタイミングの目安

インターンシップの募集情報は、大学3年生の4月頃から順次公開され、多くの企業が実施時期の2〜3カ月前に告知を開始しています。
つまり、夏(7〜8月)にインターンを実施する場合、4月には募集を始められる状態にしておくことが必要です。
そのため、企業側は3月中には戦略設計とインターン企画を完了させておくことが理想です。
目的や内容、実施形式を明確にし、広報準備に入ることで5月以降に動き出す学生に対して適切なタイミングで情報を届けることができます。
一方で、準備が遅れると、インターン情報が出揃ったタイミングで競合他社に埋もれてしまい、学生の選択肢にすら入らないリスクも高まります。
27卒採用では、3〜4月に企画、5月に広報、8月に実施というスケジュール感で、逆算して動くことが重要です。

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インターンシップ 採用計画 新卒採用

27卒採用の戦略設計に必要な準備

採用目標とターゲット学生の設定

採用活動の設計を始めるにあたり、まず明確にすべきなのが「採用目標」と「求める人物像」です。採用人数だけでなく、学歴・専攻・価値観・志向性など複数の軸から、自社が本当に必要とする人材像を定義しましょう。ターゲットが明確になることで、広報・選考・チャネル選定まで一貫した戦略が立てやすくなります。

自社の強み・魅力を言語化する

学生に「この会社で働きたい」と思ってもらうには、自社の魅力を伝える力が欠かせません。働きがいやキャリア形成、風通しの良さなど、学生が重視するポイントを整理し、制度・実績・活躍している社員の声といった具体例を交えて言語化しましょう。実際に働く社員の声などリアルな情報を発信することが信頼につながります。

競合との差別化を意識したメッセージ設計

学生は複数の企業を比較しながら就職活動を進めます。
その中で選ばれるためには、「他社ではなく自社を選ぶ理由」が伝わる明確なメッセージ設計が必要です。業界やエリア、規模が近い競合企業を分析し、自社だけが提供できる価値や働き方を整理しましょう。
訴求軸を絞り込むことで、学生の記憶に残る情報発信が可能になります。

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使うべき採用チャネルを選定する

ナビサイト、合同説明会、新卒紹介、ダイレクトリクルーティング(DR)など、採用チャネルの選定は戦略設計の中核です。採用の目的やターゲットに応じて、適切な手法を選ぶことが求められます。
しかし近年は、新しい採用サービスやツールが次々と登場しており、自社に合った手法を見極めることが難しくなっているのが現状です。
そのため、豊富な商材を扱い、各チャネルの特性を熟知している採用コンサルティング会社に相談するのも有効な手段です。

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まとめ

27卒採用において、採用市場の早期化を前提に夏前からの設計・準備が重要です。
インターンは単なる企業紹介の場ではなく、母集団形成や志望度醸成の起点となる戦略的な位置づけに変わりつつあります。
本記事では、「動き出しの目安」「戦略設計のポイント」「チャネルの選定方法」など、採用初期フェーズに必要な視点を整理してきました。
限られたリソースでも、順序立てて戦略を組めば、成果につながる採用活動は十分に実現可能です。
「何から始めるべきか悩んでいる」「最適な手法が分からない」という場合は、採用コンサルタントへの相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
自社に合った設計やチャネルの選定、スケジュールの立て方まで、外部の知見を取り入れることでより効率的な採用戦略が描けるでしょう。
この記事が、27卒採用に向けた第一歩となれば幸いです。

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