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早期離職の3つの原因と2つのトレンド防止手法

更新日:2023/11/01

早期離職とは採用したメンバーが3年以内に離職してしまうことを指します。早期離職は、戦力ダウンはもちろん、採用や育成に投じた時間やコストの無駄、従業員のモチベーション低下、追加の採用活動が必要になるなど、企業にとってマイナスな影響を及ぼします。
早期離職が生じる原因は“雇用のミスマッチ”と言われています。企業はこのミスマッチを防止し、従業員の定着率を高めていく必要があるのです。

今回は、早期離職につながる3つのミスマッチと、選考段階からミスマッチを防ぐ3つのポイントや最近のトレンド手法を解説します。


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早期離職を引き起こす3つの原因

早期離職は、求職者と企業の間に生じる認識や価値観のズレ(=雇用のミスマッチ)によって引き起こされます。求職者が入社前に抱いていたイメージと入社後の現実のギャップが大きく生じると、離職してしまうリスクが高まります。 ここでは、早期離職を引き起こす3つのミスマッチを解説します。

【1】仕事内容・労働条件

企業の求人情報が正確でない、情報量が少ない場合は、「思っていた仕事内容ではなかった」「思い描いていたキャリアを積めない」など求職者のイメージと現実にギャップが生じ、ミスマッチを引き起こします。認識の相違は労働意欲を減退させかねないため、求人情報はなるべく簡潔明瞭に記載することが必要です。

【2】人間関係

離職の要因として最も多いのが“人間関係のミスマッチ”です。「この人と合わないな」と感じてしまうことで、仕事にもよくない影響が出るのは必至です。選考段階から現場と連携を取り、事前に面談や交流会などといったコミュニケーションの機会を設けることが大切です。

【3】職場環境・風土

企業文化と異なる業務スタイル、コミュニケーション方法、ワークライフバランスに対する考え方によってミスマッチが生じるケースがあります。オンライン技術の進歩や、採用手法が多様化したことによって、企業の訴求方法も多岐に渡っています。自社の雰囲気やカルチャーを正確に伝えることができていないと、入社後のギャップが生じやすく、離職へつながりかねません。

早期離職を防ぐ3つのポイント

POINT01:求人情報を正確に記載する

応募増加を狙ってメリットを強調し、求職者を口説くことに重心を傾けてしまうと、入社前後のギャップが生じ、雇用のミスマッチにつながってしまいます。そのため、求人情報はできるだけ客観的な視点で正確な情報を記載しましょう。
また、募集要項のテキストだけでは、仕事内容や働きやすさをイメージし難く、正確に情報が伝わらないことが多いです。採用ホームページのURLを記載したり、実際のオフィスの動画を掲載するなど工夫をすることが大切です。

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POINT02:面談の実施、フォローの徹底

積極的に面談を実施し、コミュニケーションを図りましょう。できるだけありのままの姿を見せ合うことで、関係性を構築することができ、入社後のミスマッチ防止につながります。 近年では、オンラインでの面談も注目を集めています。“会う”という行為自体のハードルが高くなりつつある昨今、直接会うことにこだわり、回数が減ってしまっては本末転倒です。リアルとWebを使い分けながら、継続的に実施をすることが大切です。また、入社後の定期的なフォローで、感じているギャップや悩みが無いかをヒアリングしたり、アンケートで調査するなどの取り組みを行うことも有効です。

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POINT03:企業カラーを伝えるための機会を作る

様々な採用ツールや機会を駆使し、求人情報だけでは伝えきれない企業カラーを伝える工夫も必要です。企業を魅力的に表現するデザイン性の高いWebサイトや採用パンフレットを作ることももちろん大切ですが、「職場環境・風土がイメージできる正確な情報を伝えることができるか」が最も重要になります。
また、採用ホームページや採用パンフレット制作の工夫だけでなく、職場見学も有効です。テキスト、写真や動画だけでは伝わらない空気感を体感してもらうことで、印象が変わることもあります。
求職者が職場環境・風土への理解を深める機会を用意することで、ミスマッチの軽減へつなげることができるのです。

選考段階で取り入れたい早期離職を防ぐ2つのトレンド手法

近年では、SNSが日常化していることより、SNSを絡めた施策が有効です。特にSNSとの親和性が高く注目を集めているのが「採用動画」と「採用ホームページ」です。

【1】動画による自社の雰囲気や風土の情報発信

採用動画は利用することで言葉では伝わりづらい雰囲気を伝え、職場で働くイメージを持たせることができるため、活用しない手はありません。近年では「社長と踊ってみた」や「新入社員と社長の掛け合い」など社長と社員の距離感を短い動画で採用広報としてSNSで訴求している企業も見受けられます。
ミスマッチを防止するためには、拡散力のあるSNSを用いて、できるだけ自社のありのままの姿を魅せると良いでしょう。
「採用動画」と言ってもその種類は多く、企業の目的に合わせた制作・活用が必要です。

■採用動画の種類
・説明会
・座談会
・社員1日密着
・インタビュー
・PR
・職場環境案内
etc…

実際に他社がどういった採用動画を制作しているのかは、以下URLからご確認ください。
採用動画事例

【2】採用ホームページでの詳細情報訴求

近年ではオンライン化が進み、見た目を重視したWebサイトやパンフレットなどが多く見受けられます。しかし、採用領域においては、見た目でのインパクトだけでなく「一番伝えたい情報=コアバリューを訴求すること」で印象を残すことがポイントです。
特に、最近では企業理念や企業カルチャーを伝えるコンテンツを掲載している企業が多く、求職者の視点からも自社にマッチするかを事前に測る指標となっていることもあります。また、新卒採用においては、学生は採用ホームページだけでなくSNSから情報収集をすることも珍しくありません。そのため、採用ホームページとSNSの連携運用も欠かせなくなってきています。
この機に、自社の採用ホームページのコンテンツを見直してはいかがでしょうか。
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まとめ

早期離職は、採用コストの無駄になるだけでなく、戦力ダウンや社員のモチベーション低下など、社内への影響は少なくありません。
早期離職をゼロにすることは難しいものですが、企業と求職者の間で起こる、認識や価値観のズレ(=雇用のミスマッチ)を軽減することはできます。ミスマッチを最小限に抑えることで、自社にマッチした人材に出会える確率を上げ、早期離職を防ぎましょう。

■プレシキ!SCHOOL(プレシキ!スクール)編集部
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