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更新日:2024/03/14
グループ面接、個人面接はよく知られている採用選考手法ですが、近年では「カジュアル面談」という面談の場を設ける企業が増えています。
しかし、カジュアル面談を実施している企業の多くは、従来の面接のスタイルのまま行い、フォーマルな面接になってしまいがちです。
「カジュアル面談だと聞いていたのに志望動機を聞かれた」「面接されているようだった」といったネガティブな印象を与え、企業イメージを悪化させてしまう可能性も少なくありません。
この記事では、カジュアル面談と面接の違いや、カジュアル面談の実施時に注意したいポイントなどを紹介します。
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売り手市場が続くなか、企業は求職者を“選ぶ側”から求職者に“選ばれる側”となり、「面接」だけでは採用につなげることが困難となりました。
そこで、応募者との接点を作るきっかけとして、多くの企業が取り入れている手法が「カジュアル面談」です。
「カジュアル面談」とは、企業と応募者が相互に理解をし合い、関係性を築くための面談手法の一つです。ありのままの姿を見せ合うことで、入社後のミスマッチを防ぐことを目的としています。
形式は企業によってさまざまですが、多くの場合は自社に応募者を招き、会社概要の説明やオフィスの見学、意見・情報交換を行う面談などを実施しています。
また、近年ではオンラインでの実施をする企業も増えています。
「カジュアル面談をしているはずなのに、いつの間にか面接チックになってしまった…」といった悩みを抱えている採用担当者は多いのではないでしょうか。
カジュアル面談と面接の大きな違いは「合否に関係する選考ではない」ということ。
そのため、面接でするような“合否を判断するための質問”は控えなければなりません。
しかし、企業にとっては、その後の選考に生かすこともカジュアル面談を実施する大きな目的の一つです。自社の強みをアピールしたり、求職者の志向性を探ったりと、応募者が企業に対して何を求めているかを具体的に知っておくことで、その後の採用活動をより効果的に進める必要があります。
では、どうすれば面接チックにならない、効果的なカジュアル面談を実施できるのでしょうか。
カジュアル面談といっても、ただざっくばらんに会話を進めればいいというわけではありません。もちろん、面接ではないため志望動機や自己PRのような質問もNGです。
実施する目的をしっかり理解したうえで、応募者の人となりや価値観がわかるような質問を事前に準備しておきましょう。
また、話す比率は、企業:求職者=6:4の割合を目指すと良いでしょう。あくまでも面接ではなく面談ということを忘れずに、双方向のコミュニケーションを取ることが成功の秘訣です。
なお、面談の最初に「今回は選考ではない」ということを伝えておくことがおすすめです。
事前に伝えていても、「カジュアル面談と言いつつ、実際は合否に関係があるのでは…?」といった不安から、気になっていたことが聞けない、踏み込んだ質問できないとなると、カジュアル面談を実施する目的から遠ざかってしまいます。
まずは些細な質問から投げかけ、応募者が自分らしく受け答えできる雰囲気を作ってあげることを意識しましょう。
通常の選考であれば人事が行うことが多いですが、カジュアル面談は、面談を通して実際に働く姿をイメージしてもらうことが重要なので、できるだけ現場に近い社員が行うことをおすすめします。
また、応募者のニーズに合わせたエピソードを用意しておくことがポイントです。
仕事内容ややりがい、失敗談から成功体験などのエピソード等、社員の生の声を届けることで、一緒に働く人の雰囲気や企業カルチャーを感じてもらうことができます。
ホームページや求人広告だけではわからない情報を提供することで、「参加してよかった」と思ってもらえるような面談を心がけましょう。
<具体的な質問例>
・仕事内容(1日のスケジュールなど)
・オフィス内はどんな雰囲気か
・求める人物像/どんな人と一緒に働きたいか
・残業や給与面について
・今後のキャリアビジョンや、企業の成長について
カジュアル面談は、企業と応募者が相互に理解し合い、関係性を築くことを目的としています。
面接との違いをしっかり理解し、双方向なコミュニケーションを交わすことで、企業にとっても応募者にとっても、その後の採用活動をより効果的に進めることが可能です。
人材の見極めや内定辞退など、ミスマッチに採用課題を感じている場合は、ぜひ「カジュアル面談」の在り方を見直してみてはいかがでしょうか。