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社員定着率を上げる「ウェルビーイング」とは? 得られる効果や取り組み方を紹介!

公開日:2023/01/17 更新日:2023/01/18

ウェルビーイングとは?

「ウェルビーイング」は、従業員の心身と健康に配慮することであり、企業の生産性を向上させる効果があります。他にも、従業員にとって働きやすい環境を整備することで、採用促進や離職率の低下などが期待できるでしょう。しかし、「ウェルビーイングをどのように実現すれば良いかわからない」と悩みを抱える企業も多く見受けられます。

今回は、ウェルビーイングの概要や得られる効果に加え、具体的な取り組み方を紹介します。

ウェルビーイングとは?

「ウェルビーイング」とは、日本語で『健康』・『幸福』などに訳され、心身と社会的に健康的な状態にあることを意味する概念のことを指します。
健康経営とは考え方が異なり、ウェルビーイングはあくまで“従業員視線”で取り組むことが重要です。
従業員から見た働きやすい職場環境を創出することにより、企業の生産性の向上にも期待ができるのです。

なぜ必要?ウェルビーイングが注目されている背景

【背景1】SDGsの一部に組み込まれる

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、簡単に言うと、世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を世界全体で解決に取り組む国際目標のことを指します。そのなかの一つにウェルビーイングにまつわる「すべての人に健康と福祉を」という目標が設定されています。社会から貧困をなくし、経済的に困窮する人をなくすという意味でも、「ウェルビーイング」が注目を集めているのです。
日本は先進国であるにも関わらず、世界の国々と比較して幸福度が低いと言われています。そのため、より一層幸福度を高めることが求められています。

【背景2】働き方改革の推進

人手不足が深刻化するなかで、生産性を維持しつつ労働時間の削減や柔軟な働き方を実現するために、「働き方改革」に取り組む企業が増えています。
ウェルビーイング実現の一環として、従業員に長く働いてもらうために、労働へのストレスや不満なく、一人ひとりが自分らしく働くことのできる職場環境を整えることは、人手の確保をすることにつながると同時に、流出を防ぐことになります。つまり、ウェルビーイングの取り組みが結果、働き方改革の推進につながるのです。
今後もより良い働き方を取り入れるために、ウェルビーイングの考え方は不可欠と言えるでしょう。

【背景3】新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークの普及

新型コロナウイルスの影響でリモートワークが急速に普及し、どこでも業務ができるようになった一方で、新たな問題点も表面化しました。対面でのコミュニケーションを取る機会がなくなり、孤独感やオンライン上でのコミュニケーションの難しさに、ストレスを抱える人が増えるなどメンタルの不調が生じてしまう事例が発生したのです。
従業員やその家族が、心身ともに健康で仕事に取り組める環境を構築するために「ウェルビーイング」に対する注目が高まっています。

企業がウェルビーイングで得られる効果

【1】離職率の低下

職場環境への不安やストレスは、離職の原因の多くを占めます。風通しの良い職場環境づくりや残業時間の是正を行い、ウェルビーイングの実現を推し進めていくことで、従業員の不満解消と満足度向上に期待ができるでしょう。ウェルビーイングを実現することは、結果として離職率の低下につながるのです。

【2】生産性の向上

労働へのストレスや不満なく、自分らしく働くことのできる職場環境を整えることで、従業員一人ひとりの個人パフォーマンスの最大化を図ることができます。また、個人のパフォーマンスが上がることで、組織全体の生産性向上が見込め、働きやすさの面からエンゲージメントの向上も期待ができます。
さらに、従業員満足度の向上により、優秀な人材の流出を防ぐこともできるでしょう。ウェルビーイングを通して従業員にとって働きやすい職場を提供することで、従業員の定着率の上昇にも結びつくのです。

【3】優秀な人材の確保

ウェルビーイングの実現は、従業員の健康増進を促し、企業ブランディングにも大きな影響を与えます。企業にとっての魅力が増し、求職者が集まりやすくなる効果も期待できるでしょう。また、従業員のやりがい・働きやすさが向上することで、リファラル採用など、企業にマッチした優秀な人材の獲得も可能となります。

ウェルビーイングを実現させる4つの施策

【1】セルフチェック・セルフケアの促進

ウェルビーイングは従業員の心身共に健康である必要があります。そのため、企業は従業員の心身の健康状態を把握し、改善できるようにサポートを行う必要があります。
例えば、身体面では、社内の健康診断や予防接種の実施、外部の検診の費用補助などを取り入れると良いでしょう。メンタル面では、ストレスチェックや個別面談などがおすすめです。他にも、社外に相談窓口を設置するなど、従業員が心身ともに安定して働ける環境づくりを意識しましょう。

【2】福利厚生を充実させる

従業員の幸福度を高めるためには、直接的に心身ともに健康を促進させる「福利厚生」を充実させることが大きなポイントとなるでしょう。運動や食生活、レジャーなど、ライフスタイルを豊かにさせるサポートがおすすめです。
例えば、ジム施設やレストランの優待券をはじめ、美術館や映画館の入館料の免除などが挙げられます。労働環境だけでなく、従業員がプライベートも充実できる福利厚生を取り入れることで、ウェルビーイング実現をさらに可能にするでしょう。

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【3】労働環境を見直し、多様な働き方を取り入れる

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやワーケーションなど、どこでも働くことができる環境を整備した企業も多いのではないでしょうか。少子高齢化に伴って親の介護をしながら働いている従業員や、副業をしながら生計を立てている従業員は少なくありません。
整備した環境を活用し、従業員のライフスタイルや担当業務に合わせて働き方をより柔軟にすることは、従業員の幸福度を高め、ロイヤリティの向上にも期待ができるでしょう。また、残業の是正を行うことも重要なポイントです。労働時間を記録したり、社内アンケートを実施するなど実態を把握できるような取り組みを行いましょう。

【4】コミュニケーションの改善

社内コミュニケーションが円滑になると、仕事が進めやすくなったり、人間関係の悩みが解消され、ウェルビーイングの実現につながります。コミュニケーションを円滑にするためには、部署や先輩後輩関係なく、交流しやすいオフィスづくりが重要です。また、テレワークなど、働き方が多様化している近年では、従業員同士のコミュニティの場として、気軽にコミュニケーションが取れる「社内SNS」などといったツールの活用も検討すると良いでしょう。

まとめ

ウェルビーイングは、働き方改革や健康経営を推進していくうえで重要な概念です。実現することで、従業員と企業の両方に大きなメリットをもたらすことができるでしょう。特に、企業にとっては生産性の向上や優秀な人材の流出を防ぐ効果が期待できます。さらに、企業の魅力が増すことによって、新しい人材の確保、組織全体の発展にまで良い効果が期待できるかもしれません。

これからの時代、人材の獲得、定着のためには、企業が持続的に自社の価値を高めていけるかどうかが重要なポイントとなります。ウェルビーイングの意味を理解し、従業員一人ひとりが自分らしく働ける環境や制度を整えていきましょう。

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