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なぜ人材紹介会社は良い人材を紹介してくれない?7つの原因を解説

更新日:2023/11/01

人材紹介会社(エージェント)の需要は高く、利用している企業は少なくありません。
しかし、実際にサービスを利用する中で、「複数の人材紹介会社と取り引きしているものの、人材を紹介してくれる企業が少ない」「要望を伝えても自社が求める人材を紹介してもらえない」など、疑問や不満を感じている担当者は多いのではないでしょうか。

今回は、人材紹介サービスを利用しても採用成功に繋がらない7つの理由とその解決ポイントについて解説します。

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人材紹介サービスの大きな特徴は、求職者と企業の間に紹介企業(エージェント)が入ることです。仕組み上、企業が求職者にアプローチをしなくても紹介企業が人材を紹介してくれます。しかし、人材紹介会社が求職者との間に入るからこそ、企業は紹介会社との連携をとることがとても重要になってきます。
人材紹介サービスを活用して採用を成功させるために、採用がうまくいかない具体的な原因7つを把握しておきましょう。

【1】仕事の内容や魅力が伝わっていない

求職者や人材紹介会社に自社の魅力やアピールポイントを伝えきれていない可能性があります。人材紹介会社に自社の魅力を把握してもらわなければ、ターゲットの求職者に自社を上手くプレゼンしてもらうことも難しいでしょう。勤務時間や勤務地、休憩時間含め、ありとあらゆる角度から自社の雰囲気や業務内容などの情報を伝えることが重要です。

■POINT
・「福利厚生が充実」「オフィスが綺麗」など、ワードで自社の魅力をアピールするだけでなく、従業員の人気休暇制度ランキングを開示したり、オフィスの写真や動画を準備することで、人材紹介会社に魅力的だと感じてもらえるようなアピールを行う
・勤務時間、勤務地、休憩時間、勤務制度(フレックス勤務の使用可否など)条件は明確に伝える

【2】働く仲間・組織の情報が少ない

求人票に自社の情報を掲載するときは、目に見えない情報を如何にわかりやすく書くことができるかが大切です。紹介会社によっては、求職者が求人票からも応募企業を選べるような仕組みにしているケースもあります。
自社に合った求職者からの応募を増やすためには、求職者がその場で見ることができない職場の様子や、働く仲間の傾向、組織の情報をわかりやすく、イメージしやすいように記載することが重要です。

■POINT
・「ランチや休日は一緒に過ごすことも」など具体例を入れながら社員同士のリアルな関係性を訴求するなど、求職者が記載内容をイメージしやすいように表現を工夫し、わかりやすく書く
・仕事内容の詳細ややりがい・魅力の記載を実際にヒアリングして現場の生の声を記載する
・動画やホームページを準備している場合は、URLを記載するなど視覚的にも訴求できるようにする

【3】選考基準があいまい

人材を紹介してもらったとしても、面接担当者によって採用基準があいまいだと、せっかくの採用機会を見送るリスクが高まります。また、自社が求めるターゲット像を定めていたとしても、括りが大きすぎては面接官によって結果に振り幅が出てきてしまいます。求めるスキルや人物像など、ペルソナを細かく決めておくことで、採用基準を統一しましょう。まずは、社内で採用ペルソナの確認の見直し、共有、把握を行うことが大切です。

■POINT
・採用したいターゲットを明確にする
・採用ペルソナを設計して共有する
・面接官と採用基準を決める打ち合わせを実施する

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【4】選考スピードをコントロールできていない

人材紹介会社を活用した採用がうまくかない原因の一つに「選考スピード」が挙げられます。紹介を受けてから直接会う機会までの期間が長くなると、求職者の熱量が徐々に落ちてきてしまうため採用につながりにくいと言えるでしょう。人材紹介会社に紹介を受けた際は、すぐに会う機会を作れるように対応することが大切です。自社の採用活動に人手が足りず、人材紹介会社を活用している企業は特に注意が必要でしょう。
なお、難しい場合は、選考スピードを管理・相談できる紹介会社を選ぶことをおすすめします。

■POINT
・応募を受け付けた際は、すぐに近日内で面接・面談実施日設定を行う

【5】面接の評価・フィードバックを活用できていない

人材紹介会社を通しての採用活動では、紹介会社が求職者のニーズや面接の所感などを吸い上げ、フィードバックをしてくれる企業もあります。その場合、フィードバックを基に求職者の傾向を把握し、採用方針と照らし合わせることができるようになり、求人票や次回面接に活かしていくことでより採用成功に近づくことができると言えます。自社の求人票の修正や、面接では話の展開の仕方なども工夫し、より効率的に自社に合った人材の採用をしていくことが重要です。

■POINT
・面接官からのフィードバックと、人材紹介会社から共有される学生の面接所感などを分析し、求人票のブラッシュアップを行う

【6】競合企業の情報を知らない

人材紹介は中途採用では一般的な採用手法として認知をされていますが、新卒採用においてもその需要は徐々に膨らみ、今や活用する企業は増加傾向にあります。ただ人材紹介会社に自社が求める人物を伝え続けても、他社の方が魅力的だと紹介会社の担当者が感じてしまえば、そちらを優先的に求職者におすすめする可能性があります。他社はどのようにしてターゲットに訴求しているのか、採用広報を行ってアピールしているのか、リサーチすることが重要です。
自社内で他社リサーチが難しい場合は、他社の情報なども踏まえたうえで相談・提案してくれる人材紹介会社を選ぶことも一つの手です。

■POINT
・他社のベンチマーク設定を行う
・自社の強み・弱み、採用における訴求方法などの比較分析の実施

【7】契約している人材紹介会社に求める人材がいない

自社が求める人材が紹介会社に登録していなければ、自社にマッチした人材を採用することは難しいでしょう。近年では、求職者のカテゴリや業種特化型など、さまざまな人材紹介会社が存在し、登録者の属性やカテゴリ、傾向も多様です。自社に求めるターゲットが人材紹介会社に登録しているのかを見直すことが大切です。

■POINT
・自社が求める人物像と紹介会社に登録している層の比較
・紹介会社の成功実績の確認

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人材紹介 新卒採用 新卒紹介

まとめ

人材紹介はうまく活用することで、思い通りの採用を実現できる一つの手段になります。しかし、紹介会社とうまく連携ができないと、その効果は発揮されません。
まずは、自社が求める人材を設計、求める人物像を軸に伝えたい内容やアピールポイントを整理して連携をとっていくことが大切です。

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