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「エントリーが来ない!」原因とエントリーの質を高める対策7選

更新日:2024/12/12

採用活動において、企業が求める人材からのエントリーが集まらないと悩む新卒採用担当者も多いのではないでしょうか。「求める人材からのエントリーが少ない」「エントリーはあるが要件に合わない」などの状況に直面している場合、応募者対応に追われるばかりで、結局採用できずに負のスパイラルに陥る可能性があります。

今回は、求める人材からエントリーがこない理由や、エントリーの質を高めるための対策や学生が求めている情報について解説します。

求める人材からエントリーが来ない理由3選

【1】求人内容が不明確で分かりづらい

求人内容が抽象的だと、学生はその企業にマッチしているかを判断できません。例えば、「具体的な仕事内容」「給与条件」「勤務地」など、学生が気になる情報が欠けている場合、エントリーを躊躇う可能性があります。また、「成長機会」や「キャリアパス」といった学生が働く未来をイメージできる情報も不足していると、他社の求人と比較して魅力を感じにくくなります。さらに、専門用語の多用や曖昧な表現も応募者を遠ざける要因になります。求人内容を具体的で簡潔に記載し、学生が働くメリットや将来の姿を想像できる構成にするようにしましょう。特に学生の目線で「どんな情報があれば安心して応募できるか」を考えながら、内容をブラッシュアップすることが必要です。

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【2】ペルソナに合わない募集要項

募集要項が実際のペルソナと一致していない場合、エントリーは集まりません。例えば、実際に設計したペルソナより高いスキルや経験を求めすぎると、「自分にはハードルが高い」と感じた学生がエントリーを躊躇してしまいます。また、給与や福利厚生、勤務条件、市場相場がペルソナの期待を大きく下回っている場合も同様です。
一方で、募集要項の条件が甘すぎる場合も採用のミスマッチが発生する恐れがあります。ペルソナを明確に定義し、そのニーズに合わせた現実的な条件を設定することが大切です。

【3】採用のミスマッチが発生している

募集要項の内容と実際の仕事内容や条件が一致していないと、ミスマッチの原因となります。また、採用後の早期退職にもつながり、結果として採用活動全体のコスト増加を招く可能性があります。この問題を解決するためには、正確な情報を募集要項に記載し、採用プロセス全体で透明性を確保することが重要です。誠実な情報提供を行い、学生との信頼関係を構築することが必要です。

応募の質を高めるための対策7選

【1】募集要項を分かりやすく改善する

募集要項の内容が分かりやすく、簡潔にまとめられていることはエントリーを増やすための基本です。特に「仕事内容」「給与条件」「社風」などの重要な情報は具体的に記載しましょう。
また、学生が不安を感じる部分をあらかじめ説明しておくことも効果的です。例えば、募集職種の1日の流れの例を示すことも、実際に働くイメージを明確にさせミスマッチを防ぐ効果が期待できます。

【2】自社にマッチしている求人媒体を利用する

求人媒体にはさまざまな種類がありますが、どの求人媒体でも自社のペルソナとなる人材がいるわけではありません。求める人材像と媒体のユーザー層が合致していない場合、いくらエントリーが増えても質が伴わず、結果として採用効率が悪化する可能性があります。
媒体ごとの特性を理解し、適切な媒体を選択することでエントリーの質を向上させることができます。
しかし、求人媒体の特性を把握し最適解を導き出すのは簡単ではありません。多くの採用サービスを取り扱っている企業なら、採用市場動向や各媒体の特性を熟知しており、採用ニーズに最適化した提案が可能です。

採用効率を高めるためにも、多くの採用サービスを取り扱い、採用コンサルティングを行っている企業への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

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【3】ペルソナに合わせた募集条件を設定する

ペルソナに適した条件を設定することで、エントリーの質を高めることができます。例えば、体育会系の学生をペルソナにする場合、「高校、大学で運動部に所属している」や「学生時代にキャプテン・主将・部長の役職に就いた経験がある」という募集対象を記載することで、ペルソナに合ったエントリーを獲得できる可能性が高まります。設計したペルソナに合わせて現実的な条件を設定し、柔軟性を持たせることが重要です。

【4】多様な採用チャネルを活用する

ナビサイトだけでなく、ダイレクトリクルーティングや人材紹介サービス、リファラル採用、SNSなど、多様なチャネルを活用することでエントリーを広く集めることができます。特にダイレクトリクルーティングは潜在層へもアプローチ可能なため、学生への認知拡大にも効果的です。

【5】採用イベントを活用する

対面の就職イベントや合同説明会といった採用イベントを活用することで、求職者と直接接点を持つ機会を増やすことができます。イベントでは、企業の特徴や魅力をプレゼン形式で伝えられるだけでなく、学生の質問に直接答えることで信頼関係を築いた状態でエントリーにつなげることが可能です。
また、近年は様々な就職イベントが登場しています。例えば、社長と学生が直接マッチングする就職イベントでは、就活生が社長・経営者と直接コミュニケーションを取り、理念に共感した企業とマッチングすることが可能です。ただイベントに出展するのではなく、ペルソナに合わせて採用イベントを選ぶことが重要です。


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【6】動画や画像を活用する

職場の雰囲気や社員の様子を伝える動画や画像を活用することで、学生が企業をより具体的にイメージできるようになり、エントリーの質の改善に効果が期待できます。例えば、1分程度の職場紹介動画を作成し、求人ページやSNSに掲載することで、視覚的にアピールすることができます。また、働いている社員へのインタビュー動画や、オフィスの風景を写真で紹介することで企業の魅力を強調できます。
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【7】採用サイトを作成する

採用サイトはほかの求人サイトでは伝えきれない企業の魅力を直接学生に伝えられる点が強みです。求人サイトを制作して学生に対して十分な情報を与えてあげることで、学生も事前に企業情報を集めることができ、エントリーの質を高める効果が期待できます。
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エントリーを増やすためにできること

ここまで「質の高いエントリーを増やす」ための施策を解説してきました。しかし、採用活動において質の高いエントリーを集める第一歩として、“エントリー母数”を増やすことが欠かせません。
エントリーを増やすことは単なる「数の確保」ではなく、採用活動全体を成功に導く重要な要素になります。
最後に、応募を増やすために押さえておきたいポイントをご紹介します。

【1】採用ペルソナの見直し

エントリーが思うように集まらない場合、ペルソナ設計を見直すことが重要です。どの層にアプローチしているのか、ペルソナのニーズや希望条件に合っているかを改めて確認しましょう。より具体的に採用ペルソナを設計しなおすことで、その後の求人媒体の見直しなどを行う際もスムーズに進めることができます。

【2】採用活動の進捗をこまめに見直す

採用活動は、進捗状況を定期的に見直し、柔軟に改善を加えることが必要です。エントリーが少ない場合は、募集要項の内容や募集条件、媒体の選定を見直しましょう。また、エントリーから面接に至るまでのプロセスで離脱している場合は、手続きの簡略化やエントリー後のフォロー体制を強化する必要があります。KPIを設定しデータをもとに改善点を特定することで効率的な採用活動を実現できます。

【3】採用活動の効果を分析する

採用活動のデータを定期的に分析し、効果的な施策に集中することが重要です。例えば、「どの媒体からの応募が多いのか」「どの段階で離脱しているのか」を分析し、原因を特定することで、改善点を見出せます。PDCAサイクルを回しながら採用活動を改善することで、より効率的にエントリーを増やすことができます。

まとめ

今回は、エントリーの質を改善する方法や対策について解説いたしました。
質の高いエントリーを獲得するには、原因を正しく理解し、それに基づいた改善策を講じることが重要です。ペルソナに適した求人条件の設定や企業の魅力を具体的に伝える工夫などは、エントリーを増やすだけでなく質の高いエントリーの獲得にもつながります。
採用活動は一度の施策で終わらせず、継続的に見直しと改善を行うことが成功の鍵です。本記事で紹介した対策を活用し、この機会に自社の採用活動を見直してみてはいかがでしょうか。

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