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オヤカクとは?企業が新卒採用の内定辞退率を下げるための3つの方法

更新日:2023/12/21

採用活動において課題になりやすい「オヤカク」とは、「親に確認」の略称のことを指します。

今回は、オヤカクの概要とその3つの対策について解説します。

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オヤカクとは?

オヤカクとは、「親に確認」の略称のことを指します。学生が選考中や内定承諾のフェーズで「自社で働くことになる可能性があることを保護者が納得しているか」確認することや、企業が学生の保護者に内定承諾の確認を直接することなどに使用します。
例えば、内定承諾をしてくれるかどうか状況を伺う連絡を入れた際に、学生から「親に確認しなきゃ、承諾できない…」「親が辞退してほしいって…」のようなニュアンスで保護者の確認を理由に、内定承諾を受け入れてくれないことが挙げられます。こういった場合、企業は選考中などに「オヤカク」をとっておくことで、よりスムーズな採用活動を行うことができるでしょう。

「保護者の確認」による影響が大きくなっている理由

少子高齢化により、採用の場は売り手市場となっています。この影響は市場だけでなく、内定辞退率上昇の要因にもなっています。
複数の内定通知の中から、どの企業の内定承諾をするか学生が悩んでいる場合、保護者からの後押しによって決めることも多いでしょう。そのため、「オヤカク」によって自社の認知や印象付けを行っておくことがポイントとなってきます。
また、近年ではブラック企業や長時間労働、過労死・過労自殺に関する問題が報道されています。自分の子供の将来を心配して、保護者自らが学生に就職活動へ関与することも増えていることも考えられます。
企業は学生だけでなく、積極的に保護者にもリーチする採用活動を行うことが採用成功への近道となってきています。

オヤカクに効果的な3つの対策

事業内容や社風などの目に見えない部分や、不透明な部分が多いほど、学生はもちろん保護者の不安要素は大きくなります。とりわけ、中小企業やBtoB企業などは、一般消費者を対象にサービスを展開する企業に比べてなかなか認知を獲得できないため、どれだけ学生に向けて自社の情報を発信しても、保護者までリーチさせることが難しいことが考えられます。
学生が会社のことを保護者に説明できるように育てることも必要ですが、保護者が納得できる説明を学生が行えるようにサポートしてあげることも重要でしょう。

会社案内パンフレットや採用パンフレットの制作

学生が保護者に自社のことを伝えるのに有効なツールが「会社案内パンフレット」や「採用パンフレット」です。実家住みの学生や、保護者に相談しながら就職活動を進めている学生にとって、会社案内パンフレットや採用パンフレットは、その場で見せながら「どんな企業だったか」を説明できるため、保護者にとっても安心ができるでしょう。

会社の経営ビジョンや雰囲気がわかる情報の発信

実家との距離が遠い学生が保護者に確認を取るとき、会社案内パンフレットや採用パンフレットを見ながら話すことは難しいと言えるでしょう。比較的、採用ホームページや採用動画のURLをLINEなどで送り、電話などで説明・相談する機会の方が多いと言えます。
そのため、採用ホームページや採用動画で、「自社の情報が保護者にも伝わる」、「社風を表現できる」などブランディングをしておくことが大切です。

社長や採用担当者から保護者に接触する機会を設ける

「オヤカク」で内定承諾をしてもらえないという話は、残念ながら珍しいことではありません。学生を通した「オヤカク」は顔が見えない分、「自分の子供が働いていける環境があるのか」といった不安や不審感などが募りやすいことが挙げられます。
こういった場合に採用担当者から保護者へ直接電話をかけることや、内定者や保護者を含めた懇親会を開催するなど、接触する機会を設けることが有効です。

まとめ

内定承諾率に課題を感じている企業は、「オヤカク」対策をすることが必要かもしれません。
新卒採用領域において「オヤカク」は、自社の選考を進んでいる学生の採用をできるかできないかを左右する一つのハードルと言えます。
「オヤカク」は企業が積極的に保護者にもリーチするような情報発信によって、不安を払拭し信頼を獲得しやすくなります。子供が働く環境を具体的にイメージできる情報提供を心がけ、学生の内定承諾率を高めましょう。

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