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更新日:2023/12/21
求人を募集しても「応募が集まらない…」とお悩みの中小企業の採用担当者は多いのではないでしょうか。
近年の人材獲得競争はますます激しくなっています。特に、中小企業の求人倍率は右上がりに推移しており、人材不足の慢性化は大きな課題となっていることが顕著となっています。
今回は、中小企業の採用担当者が抱えやすい悩みや3つの成功ポイントを解説します。
理念共感型人材を採用できる就職支援サイト
「WinC Career(ウインクキャリア)」のサービス資料です。
企業の根幹である社長の想い(=企業理念)やビジョンを軸にした求人掲載ができるため、企業カルチャーにマッチするかどうかを重要視した採用活動を実現可能です。
目次
リクルートワークス研究所が2024年卒を対象に行った調査結果によると、大手企業の求人倍率が0.41倍に対して中小企業の求人倍率は6.19倍であったことがわかりました。
この結果より、中小企業が大手企業と同じような母集団を形成することは、知名度や福利厚生など、さまざまな面で難しいと言えるでしょう。
大手企業はテレビCMや巨大広告などを通じて多くの学生に認知してもらう機会が多いです。一方で、中小企業やBtoB企業は普段の生活上で企業認知を獲得する機会があまりないため、採用活動では大手企業に比べると母集団形成がうまくできないことが多くあります。
また、先述した求人倍率から分かるように他の求人に埋もれてしまう可能性もあることが、中小企業の大きな採用課題の一つと言えるでしょう。
近年は新卒採用市場の早期化により、企業は露出をいかに上げていくかが採用成功を左右するほど重要です。求人広告だけでなく、採用パンフレットや採用動画などを活用することが求められています。とはいえ大手企業ほど予算をかけることができないことも現実です。そのため、中小企業は、採用活動を意識することが重要です。
中小企業のなかでは、新卒と中途の採用担当者が同じであったり、総務と人事の業務を1人で行っていたりと、マルチタスクを行っている担当者が多いのも特徴です。
選考中の学生は応募時や選考時に最も入社志望度が高くなると言われています。そのため、採用活動においては、学生に対してできる限り早いレスポンスで選考まで持ち込むことが求められます。しかし中小企業の採用担当者は抱えている業務タスクが多すぎることでレスポンスを早期に行えず、大切な機会を喪失してしまっている可能性があるのです。
HRテックを活用するなどして、少しでも採用成功につながる工夫ができる時間を創出することが重要と言えるでしょう。
母集団形成ができないからと言って、むやみやたらに採用広報を行ったり、万人受けするような求人広告の作成を目指しても、応募数を増やすことは難しいでしょう。
まずは、自社の採用ターゲットを明確にすることが大切です。就職活動を行っている学生の中でも業務に活かせる技術を専門的に学んできた学生もいれば、留学を経験して外国語を流暢に話せる学生もいるでしょう。自社が求める人材を定めることで、採用活動におけるターゲットへの効率的な訴求を実施でき、無駄な採用コストや時間を削減できます。
また、採用ターゲット層が狭い場合は、新卒採用として大卒だけでなく、高卒も視野に入れても良いでしょう。大卒の優秀な学生を採用できなくても、高卒の優秀な学生を採用できるかもしれません。
ナビサイトは採用活動の中でも主流な採用手法の一つです。しかし、多くの企業が掲載していることより、露出の多いプランなどを選択したり、魅力的な求人原稿を作成できない限り、他の企業に埋もれてしまう可能性があります。また、露出の多いプランを選択しても、そもそもターゲットとなるユーザーが少ない媒体だった場合は、学生からの応募は見込めません。
近年は採用手法が多様化しています。媒体の特徴と自社のターゲットを明確にし、自社に合った手法選定をすることが、採用活動を成功させるカギなのです。
全て採用担当者が手動で学生対応を実施している場合、応募数によっては担当者の手が回らないほど業務が増えるリスクが考えられます。HRテックなどを活用して面接日程調整や採用状況の管理などを行うことも一つの手です。レスポンスを早めるなどといった採用成功につながる工夫ができる時間を作るためには、まずはフローやタスク、周辺環境を整備することから始めましょう。
HRテックとは?
中小企業の採用活動は、人材獲得競争が激しくなっています。トレンドや勢いに合わせた採用活動ではなく、採用市場を把握し、しっかりと採用計画を立て、自社に合った手法で採用活動を行うことが採用成功への一番の近道と言えるでしょう。
この機会に自社の採用活動を見直してみてはいかがでしょうか。