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更新日:2023/11/01
カルチャーマッチ採用とは、自社オリジナルのカルチャー(文化)にマッチした人材を採用する考え方です。
近年では、定着する人材の採用を重視する企業が増加しています。その背景には、人材の流動化などによる日本特有の終身雇用制度の終焉が挙げられています。
そこで、自社にできるだけ長く定着してもらい、活躍してもらうために自社の文化にマッチした人材を採用するカルチャーマッチ採用が注目を集めています。
今回は、カルチャーマッチを重要視した選考を可能にする面接での質問例を紹介します。
理念共感型人材を採用できる就職支援サイト
「WinC Career(ウインクキャリア)」のサービス資料です。
スキルや人柄だけでなく、企業カルチャーにマッチするかどうかを重要視した採用活動を実現します。
目次
カルチャーマッチ採用とは、自社の風土や文化に合う人材を採用する考え方のことを指します。
カルチャーマッチを重要視した採用活動には、まずは自社の文化を把握し、それにマッチする人材を定義しなければならないため入念な準備が必要です。
会社独自の色や、ルール、価値観など、現場のメンバーにヒアリングして自社のカルチャーを把握するところから始めてみましょう。
自社のカルチャーを明確にすると言っても、カルチャーは可視化できないものになるため、言語化することは難易度が高く、従業員や求職者に同じ印象やイメージを膨らませることはとても難しいです。そこで、参考にしたい考え方がホフステード指数(ホフステッド指標)です。
ホフステード指数とは、オランダ・マーストリヒト大学名誉教授、ヘルト・ホフステード博士が組織文化を研究の末、作り上げたモデルのことを指します。(※1)
例えば、「アイデンティティ」において個人主義か集団主義という要素は仕事をしていくうえでも、個人で進めていくかチームで進めていくかなどに置き換えて考えることができます。
自社のカルチャーはどちらであるか、項目はこれだけで十分か、など参考にして掘り下げると良いでしょう。
※1:ホフステード・インサイツ・ジャパン株式会社
カルチャーマッチを確かめる方法は「適正検査」や「面接」、「社内イベントへの招待」などがあります。ここでは、面接にフォーカスして実際に使える質問例を紹介します。
仕事を進めるうえで発生する自社のカルチャーは“励まし合う”、“コミュニケーションを積極的にとる”といったことが挙げられます。 自社でどのように働きたいのかイメージを吸い上げましょう。
社員の思考性は、職場環境の風通しや雰囲気をより良く保つために重要なポイントです。自社で働くうえで、何を大事にして人生を過ごしていきたいのかを把握できる質問が良いでしょう。
企業によっては、エンゲージメントを何よりも大切にしている企業もあるでしょう。 イベントがある場合は楽しめるタイプか、組織へ何か還元したい気持ちはあるかなどを事前に確認しておくことが大切です。
営業職の場合は、企業の代表として顧客と出会います。
「自社の営業マン」の定義を確立して、それに沿う人材であるかを確認しておくと良いでしょう。
近年の採用現場では、長く自社で活躍してもらうためにカルチャーマッチを重要視した選考が行われています。 面接では、自社のカルチャーを定義説明したうえで、人材の価値観とのすり合わせが大切です。 面接でしっかり情報を吸い上げ、採用を成功させましょう。